GoPro用の小型電子制御スタビライザー Zhiyun Rider-Mの基本的な設定、操作方法を確認してみます。
GoPro用として小型のFEIYU FY-WGという製品もありますが、標準でワイヤレスで制御できてなんか面白そうなこのRider-Mを試してみました。ま、見た目でこっちがよさそうってのもありましたが・・・。
ちなみにサンコーレアモノショップで一脚とケースがセットになった商品が販売されています(12カ月保証あり)
【直販限定品】GoPro用ウェアラブル3軸32bit電子制御カメラスタビライザー
メーカーによる製品紹介動画
Zhiyun-tech:Zhi Yun Tech---Rider M
ユーザーのレビュー動画
RoyalJordanian:ZhiYun Rider-M Gimbal
DansTube.TV:Zhiyun Rider-M Review (3-Axis Stabilizing Gimbal For GoPro)
scoutthedoggie:GoPro Airsoft Gameplay with ZhiYun Rider-M Gimbal
犬と手持ちランニング
FlippedSociety:New GoPro All-terrain K-9 Drone (ZhiYun 3-axis Rider-M Gimbal)
スキー。他社比較
DBT Sruh:Side by Side Comparison | Feiyu Tech WG & Zhiyun Rider-M
Feiyu Tech WGの方は左右の動きが若干ぎこちない感じがしますね。
1.機能概要
GoPro 4 Sessionは別途Zhiyun提供の専用マウント購入が必要。短時間かつ手持ち程度であればKodak SP360やアクションカムなどもテープなどで固定できると思いますが・・・。どうでしょ
・小型3軸電子制御
ヘルメットにもどうにか固定できる電池交換可能な3軸スタビライザー。高さ約11cm、約230g。
・スマホなどからワイヤレスリモート調整可※Bluetooth接続
スマホまたは専用リモコンでモード変更や上下左右、傾きなどリモートコントロール可。
たぶんBluetooth4.0以上が必要。
・GoProとケーブル接続
Rider-MのバッテリーをGoProに電源供給または映像をケーブル(別売)でアナログ出力可。電池容量もそれほど大きくはないし、使わないでしょうけどね・・・
・防水ではありません
雨天時はあきらめましょう。ビニールかぶせてどうにかできるかもしれませんがすれる音とかモーターに巻き込むとか破れたりとか危険が一杯。
固定方法
Rider-M自体の固定は底にある三脚穴か同梱されるGoPro変換アダプタ(製造ロットによって三脚GoPro変換タイプとネジGoPro変換アダプタを固定するタイプの2種類があるようです)を使ってGoPro用一脚などにつなげます。
ボタンやコネクタの配置は以下のようになっています。ボタンは2個だけで、6:電源、12:モード設定ボタンです。
※英語版マニュアルPDFより抜粋。マニュアルなどは英語ですがここからダウンロードできます。
・Rider-M用充電池の充電
本体付属の充電器とUSBケーブルを使用し、お持ちのスマホなどと同じUSB ACアダプタまたはパソコンのUSB端子などを使って充電してください。
電源ON(主電源)を押すと待機モードになり、モードボタンを押すと起動します。
2.基本機能 3つのモードと180度切替え動作
主電源ボタンをON後、モードボタンを長押しするとRider-Mは(1)Followモードで起動します。
(1)Follow(フォローモード)
主に離れた水平位置にあるものを撮影。左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。カメラは上下方向の角度が一定に保たれます。
(2)Lock(ロックモード)
主に離れた特定の動かない建物などを撮影。方角も固定されるので一度捉えた動かないものを、カメラを移動(走り)ながら撮影したい、または長い一脚で低い位置から高い位置カメラ持ち上げてクレーン撮影のように見せたいなど、短時間の撮影でしか使えませんが魅力的な映像が撮れます。
(3)Full(フルモード)
水平以外に上下方向にもカメラを意識的に向けて撮影。歩きながらいろんな建物を手ブレを感じさせない映像として撮りたい場合に使います。上下左右に向けたときパン(横振り)・チルト(縦振り)の動きがなめらかです。Rider-M本体に対して常に真正面を向きます。上下の手動調整不可。
(4)Rear(リア切替え)
カメラの向きを真後ろに変えて撮影。カメラがくるっと180度後ろに向きます。この後ろ向き状態でFollowとLock切り替え可能です※Fullモードにはできません
上下角度だけは手動で調整できます((3)Fullモード除く)。起動した状態でに、カメラを手で動かして(モーターの反発を無視して)上下角度を映したい方向にして数秒して手を離すと水平に対する角度が維持されます。
また、(4)RearはRider-Mにカメラを固定後、簡単に180度真後ろにカメラを向けられる機能です。この機能を使ってバイクでヘルメットなら前後の同僚バイクや景色の切替え、ハンドルバーだと前方景色と自撮りの切替えなどに便利なので単調な映像にならないよう工夫できます。
本体ボタン操作のみの場合傾きは調整できませんので基本的に水平に保たれます。
3.本体モードボタンによる切替え操作
Rider-Mの電源ボタンを押し、モードボタン長押して起動した初期状態は(1)Followモードになっています。モード切替えはこのボタンを短時間で連続で押すことでモードが切り替わります。パソコンマウスのダブルクリックのような感覚でボタンを押します。
・シングル:(1)Follow←→(2)Lockの切替え、または(3)Full→(1)Follow
・ダブル:(1)Follow→(3)Full※(2)Lockまたは(4)Rearモードの状態から(3)Fullモードにできません
・トリプル:どのモードからでも→(4)Rear[Follow]モード(さらにこの状態でシングルでRear[Follow]←→Rear[Lock]切り替え可)。再度トリプル→(1)Follow。
4.スマホでモード切替、角度調整する場合
アプリをインストールする。Google Play、App Storeどちらも"zhiyun"で検索するとアプリが表示されます。
・Android:Google Play「ZhiyunGimbal」。
・iPhone:App Store「智云掌上助手」 ※iPadはiPhoneアプリとしてインストールします。
Rider-Mの電源を入れて、スマホのBluetoothを有効にした後アプリを起動してください。
左画面が表示されますのでRider-Mをタップします。
※このとき画面のように"Bluetooth on"と表示されていることを確認してください。その下のボタンはAndroidの場合はON,OFF切替え、iPhoneの場合はサーチと機能が異なります。
タップしてしばらくすると右側の画面が表示される。このとき正常に表示されないタップしてもエラーになる場合にはRider-Mの主電源をいったん切って再度ON、アプリも再起動させてください。
”Monitor”画面が表示され、次に画面下の"Control"をタップすると以下の画面が表示されます。下記画像はすでにRider-Mが起動状態の画面ですが、起動していない場合には下記"STOP"のところが"RUN"と表示されていますのでタップしてください。
あとは各モードをタップ、パン、ピッチ、ロールを調整します。各モードで調整可能な項目は異なります。
左はAndroid、右はiPhoneで画面が少し異なります。
Android:v1.25、iPhone:v1.1で確認
このアプリを使用すると、カメラ本体だけでは上下方向の手動調整しかできませんでしたが、Lockモードでのパン調整も可能です。傾き調整も可能ですが普通は水平に保ちたいので傾き調整はめったに使わないと思いますが・・・。
(1)Follow(フォローモード):左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。
傾き、上下調整可。
(2)Lock(ロックモード):方角が固定されます。
どの方向も調整可。
(3)Full(フルモード):上下左右の動きがなめらかです。
傾きのみ調整可。
(4)Rear(リア切替え):カメラがパンし後ろ向きFollowモードになります。
上下、傾き調整は可。この後ろ向き状態でLockモードに切り替え可能(Fullモードにはできません)。
傾きや上下方向の調整後に元の水平にするには右下の赤いスコープのようなマークをタップします。
5.専用ワイヤレスリモコン(別売)でモード切替、角度調整する場合
初めて利用する場合にはBluetoothによる接続設定が必要です。下記動画ではRider-Mおよび専用リモコンのファームウェアアップデート手順も含まれます。
(1)初めて専用リモコンを接続する前の準備
Rider-Mの主電源ボタンを押して待機状態。電池残量の青LEDが点滅します。
リモコンのMODEスライドボタンが上になっていることを確認してから、[FN]と書かれたボタンを押しながら電源スライドを上にしてONにする。
このとき、正常に接続するとリモコンの青いLED(Bluetooth)が点滅から点灯に変わります。
(2)通常の利用
a.Rider-Mとリモコンの接続
Rider-Mの主電源を入れて待機状態。電池残量の青LEDが点滅します。
リモコンのMODEスライドボタンが上になっていることを確認してから、電源スライドを上にしてONにする。
このとき、正常に接続するとリモコンの青いLED(Bluetooth)が点滅から点灯に変わります。
【リモコン残量補足】電池マークが4回点滅:90%~100%充電、3回:75~90%、2回:55~75%、1回:30~55%、頻繁に点滅:0~30%
b.Rider-Mの起動と停止
リモコンのジョイスティックを1秒以上押し込みます。停止も同じ操作を行います(主電源はRider-M本体の電源ボタンを押してください)。
c.Rider-Mのモード変更
モード変更方法はカメラ本体での操作と同じで、モード変更ボタンはジョイスティックの押し込みで行います。
(1)Follow(フォローモード):左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。
上下調整可。
(2)Lock(ロックモード):方角が固定されます。
傾き調整は不可。
(3)Full(フルモード):上下左右の動きがなめらかです。
傾きのみ調整可。シングルクリックでFollowモードに戻ります。
(4)Rear(リア切替え):カメラがパンし後ろ向きFollowモードになります。
上下、傾き調整は可。左右の位置調整はできません。常に後ろ向き。
6.ファームウェアアップデート
(1)Rider-M
スマホアプリで行う場合:
私の環境で実績があるのはiPhone5Sでのみ可(V1.23→V1.3)。iPadは表示されるがアップデートが完了しない。Androidはネットワークエラーまたは新バージョンすら表示されない。iPhone5S以外はSIMがない自宅のWiFi環境接続なのでうまくいかなかったのかもしれません。
手順:Rider-Mの主電源をON。スマホアプリを起動しRider-Mと通常と同じように接続します。
Upgrade firmwareとパーセントなどが表示されますのでしばらく待ちます。
数分で終わります。アップデート完了後はCurrent Verionが新しくなっていることを確認してください。
(2)専用リモコンZW-B01
私の環境(iPhone5S)では「Cannot find service」で不可。Androidスマホでのみ提供しているのかもしれません。
以下AndroidでV1.0.1→V1.2.0(2016/1/25)の場合
7.水平が正常にならない場合のキャリブレーション
通常はこの設定は不要ですが、電源を入れた直後にカメラが傾いている場合にはキャリブレーションで水平調整を行ってください。キャリブレーションは専用リモコン、スマホアプリまたはパソコンアプリを使用して設定できます。下記動画は専用リモコンを使用した場合の手順です。マニュアルではもうすこしきちんと水平で行うように記載されていますが・・・試したことはありません。
リモコンの電源を入れて、ジョイスティックで上2秒、下2秒にしただけでキャリブレーションモードになるので、ジョイスティック押し込みで起動操作を忘れてしまったら、間違ってそのモードにしてしまいそう・・・。
感想
スマホアプリと専用リモコンがあればリモートコントロールも可能ですが、アクションカメラとしては普通は(1)Followモードを使うだけなので電源1回押して、モードボタン長押し。これだけわかっていれば十分かもそれませんね。あと(4)Rearで後方撮影も同じような景色ばっかりにならず、それにいちいち取り外したりしなくていいので簡単で便利です。なれてくれば手持ち一脚などで、(3)Fullモードで散歩や町中歩き撮影、(2)Lockモードで長い一脚をつかってクレーン撮影のような映像が作れそうです。スマホと専用リモコンで三脚固定した状態で(2)Lockモードにして、ゆっくりとパン、チルトなど凝った映像も撮れるかな。
GoProであればもちろん満足いくものだと思います。実はKodak SP360で使おうと思って購入しました。ちなみにSP360であればちょうどGoProマウントの上にのせされるのであとはテープでがしがしと固定すれば・・・。ただ、上向きにする必要があるので起動するときは手で押させておかない急激に傾いてレンズキズつきそうなのでクッションなど対策は必要かな・・・数十分の歩き程度ならどうにかバッテリーも持ちそうです(重心がずれるのでモーターにかかる負荷、電池消費が大きい)。SONYのアクションカムも無理やり乗せれば・・・ってもうちょっときっちりバランスとりたいんですけどね
Rider-Mの販売は今のところ国内だとサンコーレアモノショップ(WiFi接続についてのサポートは受けられないとコメントがありましたのでご注意ください)、Amazon.co.jpで探す(※発送元が国内であることを確認)ぐらいでしょうか。海外だと、Amazon.comで探す、中国系サイトSUREHOBBYで見つかります(届くまでに2週間~1カ月ぐらいですが、急ぎなら+2,000円ぐらいで1週間以内の届きそうです。ただ、海外で購入するときは荷物受取り時にさらに関税、消費税支払いと、クレジットカード(カード会社の基準レート(JCBの場合)と手数料約1.6%)があります。海外サイトへのクレジット番号入力 が不安ならPaypal支払いだとさらに手数料(標準レート+3.6% + ¥40)上乗せされますが、配送品破損で万一のとき日本語でPaypalに相談してお金返してもらえます)。
以上
GoPro用として小型のFEIYU FY-WGという製品もありますが、標準でワイヤレスで制御できてなんか面白そうなこのRider-Mを試してみました。ま、見た目でこっちがよさそうってのもありましたが・・・。
ちなみにサンコーレアモノショップで一脚とケースがセットになった商品が販売されています(12カ月保証あり)
【直販限定品】GoPro用ウェアラブル3軸32bit電子制御カメラスタビライザー
メーカーによる製品紹介動画
Zhiyun-tech:Zhi Yun Tech---Rider M
ユーザーのレビュー動画
RoyalJordanian:ZhiYun Rider-M Gimbal
DansTube.TV:Zhiyun Rider-M Review (3-Axis Stabilizing Gimbal For GoPro)
scoutthedoggie:GoPro Airsoft Gameplay with ZhiYun Rider-M Gimbal
犬と手持ちランニング
FlippedSociety:New GoPro All-terrain K-9 Drone (ZhiYun 3-axis Rider-M Gimbal)
スキー。他社比較
DBT Sruh:Side by Side Comparison | Feiyu Tech WG & Zhiyun Rider-M
Feiyu Tech WGの方は左右の動きが若干ぎこちない感じがしますね。
1.機能概要
今回の動作確認はRider-M ファームウェアV1.30(2016/1/30)で行いました。
・GoPro 4/3+/3用マウント GoPro 4 Sessionは別途Zhiyun提供の専用マウント購入が必要。短時間かつ手持ち程度であればKodak SP360やアクションカムなどもテープなどで固定できると思いますが・・・。どうでしょ
・小型3軸電子制御
ヘルメットにもどうにか固定できる電池交換可能な3軸スタビライザー。高さ約11cm、約230g。
・スマホなどからワイヤレスリモート調整可※Bluetooth接続
スマホまたは専用リモコンでモード変更や上下左右、傾きなどリモートコントロール可。
たぶんBluetooth4.0以上が必要。
・GoProとケーブル接続
Rider-MのバッテリーをGoProに電源供給または映像をケーブル(別売)でアナログ出力可。電池容量もそれほど大きくはないし、使わないでしょうけどね・・・
・防水ではありません
雨天時はあきらめましょう。ビニールかぶせてどうにかできるかもしれませんがすれる音とかモーターに巻き込むとか破れたりとか危険が一杯。
固定方法
Rider-M自体の固定は底にある三脚穴か同梱されるGoPro変換アダプタ(製造ロットによって三脚GoPro変換タイプとネジGoPro変換アダプタを固定するタイプの2種類があるようです)を使ってGoPro用一脚などにつなげます。
ボタンやコネクタの配置は以下のようになっています。ボタンは2個だけで、6:電源、12:モード設定ボタンです。
※英語版マニュアルPDFより抜粋。マニュアルなどは英語ですがここからダウンロードできます。
・Rider-M用充電池の充電
本体付属の充電器とUSBケーブルを使用し、お持ちのスマホなどと同じUSB ACアダプタまたはパソコンのUSB端子などを使って充電してください。
電源ON(主電源)を押すと待機モードになり、モードボタンを押すと起動します。
2.基本機能 3つのモードと180度切替え動作
主電源ボタンをON後、モードボタンを長押しするとRider-Mは(1)Followモードで起動します。
(1)Follow(フォローモード)
主に離れた水平位置にあるものを撮影。左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。カメラは上下方向の角度が一定に保たれます。
(2)Lock(ロックモード)
主に離れた特定の動かない建物などを撮影。方角も固定されるので一度捉えた動かないものを、カメラを移動(走り)ながら撮影したい、または長い一脚で低い位置から高い位置カメラ持ち上げてクレーン撮影のように見せたいなど、短時間の撮影でしか使えませんが魅力的な映像が撮れます。
(3)Full(フルモード)
水平以外に上下方向にもカメラを意識的に向けて撮影。歩きながらいろんな建物を手ブレを感じさせない映像として撮りたい場合に使います。上下左右に向けたときパン(横振り)・チルト(縦振り)の動きがなめらかです。Rider-M本体に対して常に真正面を向きます。上下の手動調整不可。
(4)Rear(リア切替え)
カメラの向きを真後ろに変えて撮影。カメラがくるっと180度後ろに向きます。この後ろ向き状態でFollowとLock切り替え可能です※Fullモードにはできません
上下角度だけは手動で調整できます((3)Fullモード除く)。起動した状態でに、カメラを手で動かして(モーターの反発を無視して)上下角度を映したい方向にして数秒して手を離すと水平に対する角度が維持されます。
また、(4)RearはRider-Mにカメラを固定後、簡単に180度真後ろにカメラを向けられる機能です。この機能を使ってバイクでヘルメットなら前後の同僚バイクや景色の切替え、ハンドルバーだと前方景色と自撮りの切替えなどに便利なので単調な映像にならないよう工夫できます。
本体ボタン操作のみの場合傾きは調整できませんので基本的に水平に保たれます。
3.本体モードボタンによる切替え操作
Rider-Mの電源ボタンを押し、モードボタン長押して起動した初期状態は(1)Followモードになっています。モード切替えはこのボタンを短時間で連続で押すことでモードが切り替わります。パソコンマウスのダブルクリックのような感覚でボタンを押します。
・シングル:(1)Follow←→(2)Lockの切替え、または(3)Full→(1)Follow
・ダブル:(1)Follow→(3)Full※(2)Lockまたは(4)Rearモードの状態から(3)Fullモードにできません
・トリプル:どのモードからでも→(4)Rear[Follow]モード(さらにこの状態でシングルでRear[Follow]←→Rear[Lock]切り替え可)。再度トリプル→(1)Follow。
4.スマホでモード切替、角度調整する場合
アプリをインストールする。Google Play、App Storeどちらも"zhiyun"で検索するとアプリが表示されます。
・Android:Google Play「ZhiyunGimbal」。
・iPhone:App Store「智云掌上助手」 ※iPadはiPhoneアプリとしてインストールします。
Rider-Mの電源を入れて、スマホのBluetoothを有効にした後アプリを起動してください。
左画面が表示されますのでRider-Mをタップします。
※このとき画面のように"Bluetooth on"と表示されていることを確認してください。その下のボタンはAndroidの場合はON,OFF切替え、iPhoneの場合はサーチと機能が異なります。
タップしてしばらくすると右側の画面が表示される。このとき正常に表示されないタップしてもエラーになる場合にはRider-Mの主電源をいったん切って再度ON、アプリも再起動させてください。
”Monitor”画面が表示され、次に画面下の"Control"をタップすると以下の画面が表示されます。下記画像はすでにRider-Mが起動状態の画面ですが、起動していない場合には下記"STOP"のところが"RUN"と表示されていますのでタップしてください。
あとは各モードをタップ、パン、ピッチ、ロールを調整します。各モードで調整可能な項目は異なります。
左はAndroid、右はiPhoneで画面が少し異なります。
Android:v1.25、iPhone:v1.1で確認
このアプリを使用すると、カメラ本体だけでは上下方向の手動調整しかできませんでしたが、Lockモードでのパン調整も可能です。傾き調整も可能ですが普通は水平に保ちたいので傾き調整はめったに使わないと思いますが・・・。
(1)Follow(フォローモード):左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。
傾き、上下調整可。
(2)Lock(ロックモード):方角が固定されます。
どの方向も調整可。
(3)Full(フルモード):上下左右の動きがなめらかです。
傾きのみ調整可。
(4)Rear(リア切替え):カメラがパンし後ろ向きFollowモードになります。
上下、傾き調整は可。この後ろ向き状態でLockモードに切り替え可能(Fullモードにはできません)。
傾きや上下方向の調整後に元の水平にするには右下の赤いスコープのようなマークをタップします。
5.専用ワイヤレスリモコン(別売)でモード切替、角度調整する場合
初めて利用する場合にはBluetoothによる接続設定が必要です。下記動画ではRider-Mおよび専用リモコンのファームウェアアップデート手順も含まれます。
(1)初めて専用リモコンを接続する前の準備
Rider-Mの主電源ボタンを押して待機状態。電池残量の青LEDが点滅します。
リモコンのMODEスライドボタンが上になっていることを確認してから、[FN]と書かれたボタンを押しながら電源スライドを上にしてONにする。
このとき、正常に接続するとリモコンの青いLED(Bluetooth)が点滅から点灯に変わります。
(2)通常の利用
a.Rider-Mとリモコンの接続
Rider-Mの主電源を入れて待機状態。電池残量の青LEDが点滅します。
リモコンのMODEスライドボタンが上になっていることを確認してから、電源スライドを上にしてONにする。
このとき、正常に接続するとリモコンの青いLED(Bluetooth)が点滅から点灯に変わります。
【リモコン残量補足】電池マークが4回点滅:90%~100%充電、3回:75~90%、2回:55~75%、1回:30~55%、頻繁に点滅:0~30%
b.Rider-Mの起動と停止
リモコンのジョイスティックを1秒以上押し込みます。停止も同じ操作を行います(主電源はRider-M本体の電源ボタンを押してください)。
c.Rider-Mのモード変更
モード変更方法はカメラ本体での操作と同じで、モード変更ボタンはジョイスティックの押し込みで行います。
(1)Follow(フォローモード):左右に向けたときのパン(横振り)がなめらかです。
上下調整可。
(2)Lock(ロックモード):方角が固定されます。
傾き調整は不可。
(3)Full(フルモード):上下左右の動きがなめらかです。
傾きのみ調整可。シングルクリックでFollowモードに戻ります。
(4)Rear(リア切替え):カメラがパンし後ろ向きFollowモードになります。
上下、傾き調整は可。左右の位置調整はできません。常に後ろ向き。
6.ファームウェアアップデート
(1)Rider-M
スマホアプリで行う場合:
私の環境で実績があるのはiPhone5Sでのみ可(V1.23→V1.3)。iPadは表示されるがアップデートが完了しない。Androidはネットワークエラーまたは新バージョンすら表示されない。iPhone5S以外はSIMがない自宅のWiFi環境接続なのでうまくいかなかったのかもしれません。
手順:Rider-Mの主電源をON。スマホアプリを起動しRider-Mと通常と同じように接続します。
Upgrade firmwareとパーセントなどが表示されますのでしばらく待ちます。
数分で終わります。アップデート完了後はCurrent Verionが新しくなっていることを確認してください。
(2)専用リモコンZW-B01
私の環境(iPhone5S)では「Cannot find service」で不可。Androidスマホでのみ提供しているのかもしれません。
以下AndroidでV1.0.1→V1.2.0(2016/1/25)の場合
手順:リモコンのMODEを下にして、POWERを上にしてON。スマホアプリ起動後、画面上の「Available Device」に表示されるZW-B01をタップしてしばらくすると接続されます。接続された後、画面左上の”三”マークをタップし"BLU Upgrade"をタップ。現在のバージョンCurrent VersionとLatest versionを確認し新しいバージョンであれば[START UPDATE]をタップ。画面にはUpgrade firmwareとパーセントなどが表示されますのでしばらく待ちます。
7.水平が正常にならない場合のキャリブレーション
通常はこの設定は不要ですが、電源を入れた直後にカメラが傾いている場合にはキャリブレーションで水平調整を行ってください。キャリブレーションは専用リモコン、スマホアプリまたはパソコンアプリを使用して設定できます。下記動画は専用リモコンを使用した場合の手順です。マニュアルではもうすこしきちんと水平で行うように記載されていますが・・・試したことはありません。
リモコンの電源を入れて、ジョイスティックで上2秒、下2秒にしただけでキャリブレーションモードになるので、ジョイスティック押し込みで起動操作を忘れてしまったら、間違ってそのモードにしてしまいそう・・・。
感想
スマホアプリと専用リモコンがあればリモートコントロールも可能ですが、アクションカメラとしては普通は(1)Followモードを使うだけなので電源1回押して、モードボタン長押し。これだけわかっていれば十分かもそれませんね。あと(4)Rearで後方撮影も同じような景色ばっかりにならず、それにいちいち取り外したりしなくていいので簡単で便利です。なれてくれば手持ち一脚などで、(3)Fullモードで散歩や町中歩き撮影、(2)Lockモードで長い一脚をつかってクレーン撮影のような映像が作れそうです。スマホと専用リモコンで三脚固定した状態で(2)Lockモードにして、ゆっくりとパン、チルトなど凝った映像も撮れるかな。
GoProであればもちろん満足いくものだと思います。実はKodak SP360で使おうと思って購入しました。ちなみにSP360であればちょうどGoProマウントの上にのせされるのであとはテープでがしがしと固定すれば・・・。ただ、上向きにする必要があるので起動するときは手で押させておかない急激に傾いてレンズキズつきそうなのでクッションなど対策は必要かな・・・数十分の歩き程度ならどうにかバッテリーも持ちそうです(重心がずれるのでモーターにかかる負荷、電池消費が大きい)。SONYのアクションカムも無理やり乗せれば・・・ってもうちょっときっちりバランスとりたいんですけどね
Rider-Mの販売は今のところ国内だとサンコーレアモノショップ(WiFi接続についてのサポートは受けられないとコメントがありましたのでご注意ください)、Amazon.co.jpで探す(※発送元が国内であることを確認)ぐらいでしょうか。海外だと、Amazon.comで探す、中国系サイトSUREHOBBYで見つかります(届くまでに2週間~1カ月ぐらいですが、急ぎなら+2,000円ぐらいで1週間以内の届きそうです。ただ、海外で購入するときは荷物受取り時にさらに関税、消費税支払いと、クレジットカード(カード会社の基準レート(JCBの場合)と手数料約1.6%)があります。海外サイトへのクレジット番号入力 が不安ならPaypal支払いだとさらに手数料(標準レート+3.6% + ¥40)上乗せされますが、配送品破損で万一のとき日本語でPaypalに相談してお金返してもらえます)。
以上
Zhiyun-Tech
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Zhiyun-Tech
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コメント
コメント一覧 (6)
HERO5を実際に持っていないので試していませんが、HERO4より高さや厚みなどが増しているため載せる台と固定用の金具の幅が合わず留められないはずなので残念ながら利用できないと思います。
同じメーカーの他製品ジンバル用にHERO5用ホルダーが売っているようですが、サイズが合うかどうか・・・。別件で購入予定ですので手に入ったらRider-Mで利用可能か試してみます(HERO5は確認できませんが・・・)
http://www.surehobby.com/ja-pgy-gopro-hero-5-adapter-mount-bracket-plate-clip-holder-for-zhiyun-z1-evolution-gimbal-p242488.htm?source=ProductListAds&id=18283950120¤cy=jpy&country=JP&gclid=CjwKEAiAj7TCBRCp2Z22ue-zrj4SJACG7SBE6WzJuGK6JfwdGP5Zemk7asguMy5Svkr-XsTN1XtZQBoCmX_w_wcB
2017年1月6日追記:上記製品をRider-Mにぴったり装着できました。中国からの発送なので1ヶ月近くかかるのがやっかいです。送料が高い発送方法を選択すればもう少し早く受け取れるとはおもいますけどね・・・。
これからHERO5用ジンバルを購入されるのであれば純正でKarma Gripがそろそろ?発売されると思いますのでそちらもご検討してはいかがでしょうか。ただ、KARMAがリコールになったため発売時期は不明です(Karma Gripそのものには問題なさそうですが)。
下記ブログ記事内でKarma Gripを紹介していますのでご確認ください。
http://yaaam.blog.jp/archives/65975300.html
Karma Gripは手持ち部分がついているのでそのままでは頭部には難しいですが、Karma Grip 延長ケーブル(2017年春?)でバッテリー部分を切り離してケーブルでつなげることで頭部は軽くなります。
https://jp.shop.gopro.com/APAC/karmaaccessories
Rider-Mはちょっと高いですが、以前1万ちょっとぐらいのおもちゃみたいなの買ったんですけどやっぱり安物買いの銭失いの経験があって今回は小型でなんとなく良さそうかなとRider-Mを思い切って買ってみました。本来は他の機種と比較したいところですがそこまではちょっとお金が・・・。儲かってるブロガーなら買っちゃうんですけどねぇ。少しでも取り戻せるように出品してはいますがまだまだです。
関税+手数料はよくわかりません(^^;。金額と種類によって対象外になることもあってこのときは関税なかったんじゃないかなぁと。たまにあとから請求が届くこともあったりしますしねぇ。まぁ高くても10%ぐらいです。ちなみにバッテリーは2本2セットの合計4本あるのでしばらくは困らないと思いますが、もし追加で買う場合には18350って電池ですがAmazon..co.jpとかで売ってるやつだと高さが1,2mmぐらい合わなくて入りませんでした(^^; バッテリーを追加購入場合にはzhiyun製のを買ったほうがいいです。
ぜひ手に入れてかっこいい動画を作って公開してくださいね。
海外メーカーは特にそうですが、買わないとよくわからないことが多いのでできるだけ買う前に後悔しないようにこのブログでは検証したいと思っています。GoPro以外に360度カメラ乗っけたりしていろいろ検証していきますのでこれからもよろしくおねがいします(^^)
管理人様のおっしゃるとおり、私もWiFiがらみの大人の事情かな…と思いました。
わざわざ仕様変更するとは考えにくいですよね。
SUREHOBBYからの購入も検討していました。(確かに今は6%OFFでお得ですね!)
ただ私は海外サイトから輸入したことがなく、関税掛けられたらどうしよう…とか心配してしまい躊躇しています。
ネット上で Zhiyun Rider-M を実際に購入されレビューされている方が、管理人様くらいしか見つけられなかったので、とても参考になります。
ありがとうございます。
サンコーレアモノショップで販売されている商品も写真を見る限りZhiyun Rider-Mですし、わざわざ仕様を変更してるとは思えませんが、おそらく大人の事情で利用可能と言えないのだと思います。実際にサンコーでご購入された方がいるといいのですが・・・。
海外製品を購入するときは到着までの時間、支払い受け取りの信頼性が大事になってきます。特に故障時の修理は代理店がないとなかなか難しいです、Amazonでも「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」と表示されない商品は微妙ですしねぇ。
私はSUREHOBBYで購入しました(故障してもあきらめる覚悟で)。今サイト見たら6%OFFになっています。PayPalアカウントをお持ちで配送までに2週間程度(私のときは2~3週間ぐらいだったと思う)かかりますがそちらが一番お安いと思います。
もし秋葉原近くにお住まいであれば秋葉原総本店にスマホ持って店頭で確認できるかも(お電話03-5297-5783で実際に店頭で動作確認可能かバッテリーが充電されているか確認が必要ですが)。
http://mobileascii.jp/elem/000/000/108/108442/
Zhiyun Rider-M を購入しようか検討しており、こちらのHPにたどり着きました。
国内のショップで安心感のあるサンコーで買おうかと考えたのですが、HPにスマホからの操作のことが一つも記載されていなかった為確認したところ、「本製品は単独動作のみの対応となり、スマホに接続してのご利用には対応しておりません」とのことでした。
YAAAM様はどちらで購入されたのでしょうか?
参考にしたいので教えていただけませんでしょうか?