STITCH V1.3.4.0が公開されました(2016/7/2確認):リトルプラネット再生プレビュー機能が追加されました

 SP360またはSP360 4Kカメラ2台で同時に撮影した映像を合成して完全360度にするソフトをご紹介します。

1. 動画紹介 ※パソコンの方は画質を2160にあげてご確認ください
Design Studio Beagle


Dirk Alurkastan:360 Bay


Kodak PIXPRO JAPAN:JNCC2016 第1戦 渡辺 学 選手 VR (Kodak PIXPRO SP360)



2. 接合用ステッチングソフトについて

 ダウンロードサイトで「“PIXPRO 360 STITCH” SOFTWARE DOWNLOADS - FOR WINDOWS / MAC」がダウンロードしてください。
 http://kodakpixpro.com/AsiaOceania/jp/support/downloads.php

撮影時の注意点
(1)電子手振れ補正機能(EIS)は必ずOFFにする ※各カメラの補正タイミングがあわないので動きのある映像だと境目が目立ってしまう
(2)同一モデルの2台で撮影(ノーマルSP360とSP360 4K混在は不可)

ソフトウェア動作環境
・Mac OS X 10.9以降またはWindows7以降
 ※下記推奨環境でもビデオカードの性能によりスムーズに再生できない場合がある
 推奨動作環境 CPU:Corei5以上、メモリ:8GB以上
 最低動作環境 CPU:1GHz以上、メモリ:4GB以上 VRAM:512MB以上

詳細は順次追加していきますが、手元にある映像で確認できた内容は以下のようになります。

●今のところわかったこと
・3840×1920の映像を作れる!
 他に、2880×1440,1920×960,1440×720,720×360が表示された※ノーマルSP360は3840x1920不可
 変換時間は3840×1920で2分23秒の動画出力に約22分~30分かかったので動画の長さの約10~15倍程度で済んでいる。
・2台のカメラの撮影開始がずれていても音声で自動同期も可能らしい
 ※ただし手動での詳細設定はないみたいなので精度が気になるところ・・・
・ステッチの調整はできないので撮影時に2台のカメラが平行に設置できないと、できあがる映像の境目が場所によって状態が変わりそうなので撮影時にしっかり調整と確認が必要になりそう。
 Mac版は調整可。Windows版にもこの"位置調整"機能がv1.0.2.0で実装されました(2016/2/3追記)

●ちょっと気になるところ
・同一機種しか合成できない(4Kとノーマルを指定すると"選択された動画像のサイズが不一致です"警告が出て処理が進まない)。
・オリジナル映像ファイルを標準ソフトで前後をカットしたものは使えないみたい。

3. 2台マウント用アクセサリー
 2台を固定するためのアクセサリーです。1/31より販売開始されています。ノーマルSP360およびSP360 4Kで製品が異なりますのでご注意ください。
 注意:「SP360 4K用ダブルベースマウント(MTDBBK02)仕様変更のお知らせ」に「ダブルベースマウントからSP360 4K本体を外さずにmicroSDカードの脱着、バッテリー充電が可能になります」。ただし、「2016年9月1日以降の当社出荷分より新仕様に切り替わります。」とあり型番も変わらないようですので通販だと旧仕様の場合もありますのでできれば店頭でお確かめの上ご購入ください。
 ノーマルSP360用:型番 MTDBBK01
 ・SP360 4K用型番 MTDBBK02


●SP360 4K用
by カエレバ
●ノーマルSP360用
by カエレバ

4. 映像比較

・STITCH BETA 1.0.0.0の映像
 まだ2台で撮影した映像がありませんので同じ映像ファイルの2つを使って上、下としています。まるで水没か鏡のようで混乱させてすいません。2台で撮影完了次第差し替えます。静止画も接合部分に文字が重なっててよくわからなかったりしますので、雰囲気だけ・・・

(1)3840×1920 Blending:smooth、シャープネス:標準
 
 29.97fps、ビットレート約58Mbps、0.99GB
↓上動画の静止画一部。クリックで拡大表示します
標準STITCHソフト

(2)3840×1920 Blending:sharp、シャープネス:ON(強度はデフォルト値)
 
 29.97fps、ビットレート約58Mbps、0.99GB
↓上動画の静止画一部。クリックで拡大表示します
標準STITCHソフト(Sharp)

(参考)標準ソフトV2.00の出力映像

 ※開始位置は上記STITCHと異なります。

↓上動画の静止画一部。クリックで拡大表示します
標準ソフト1920

(参考)After Effect 3840×1920の場合

↑の動画はさらに高解像度(3840×1920)の360度動画を作成してみる - SP360 4Kレビュー(6)で作成した映像です。
↓上動画の静止画一部。クリックで拡大表示します
AfterEffects3840


5.作成手順
 作成手順の動画が公開されていましたのでご紹介(2016/6/16動画差し替え)


もうひとつ紹介。こちらはMac版では2台のカメラの傾きなどをちゃんと調整できることがわかります。


操作手順
※アプリインストール時に「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合には[OK]ボタンを押さずに"詳細情報"をクリック後[実行]ボタンを押してインストールしてください。

 以下Windows版です。
 V1.0.2.0:一部日本語化されました
 V1.2.3.0:2016/4/26 公開確認。結合開始をフレーム単位で指定可。2つの動画ファイル結合機能追加
 V1.3.4.0:2016/7/2 公開確認。リトルプラネット再生プレビュー機能追加。facebookへ直接アップロード可能になった。

 アプリを起動後、"ファイル"タブから"動画を開く"を選択。以下の画面が表示されますので、2つの[パス]ボタンをそれぞれ押して2台のカメラで撮影した映像ファイル(ラウンドモードで撮影したそのものの映像)を指定し、[OK]ボタン。

2016-04-26 18_53_34-
※電子手ぶれ(EIS)ありで撮影した映像は上記のような警告が表示されますが結合は可能です。
※撮影した映像を標準ソフトでトリム(前後をカット)した動画はなぜか"認識できないファイルです”と表示され使用できませんでした。なのでまったく編集していない動画ファイルを指定してください。
※V1.3.4からリトルプラネットモードボタンが追加されました。出力には関係なく、ファイル出力後にこのアプリで動画再生時にリトルプラネットの映像に切り替えて見ることができます。
<編集画面>
2016-07-03 00_17_11-PIXPRO 360 STITCH
<プレビュー画面>
 上記編集でYouTube(またはfacebook)動画に変換したmp4ファイルを出力後、[ファイル]-[ファイルを開く]で作成したmp4ファイルを開くと以下のような動画再生のプレビュー画面になります(または、編集画面上にmp4ファイルをドラッグします)。地球儀マークでリトルプラネットモード切り替えで、マウスで画面上をドラッグすると角度を変えたり、マウスのホイール(スクロールボタン)で高さが変わるように見ることができます。
2016-07-03 00_49_09-PIXPRO 360 STITCH

[音声による同期]ボタンでカメラ1と2の撮影開始時間がずれていてもある程度は調整できるみたい。ただし、手動での位置指定画面はなかった。V1.2.3.0から画面下にフレームタインにの映像をクリックすることで開始位置をフレーム単位にそれぞれ指定できるようになりました。最初に動画プレビュー画面でフレームを合わせやすいところを表示させ、次に下のスライダーでカギマークをクリックしロックを解除、それぞれの始位置をフレームをクリック(水色四角でマークされます)し、カギマークを再度ロックして誤ってフレームを変更しないようにしましょう(2016/4/26更新)
 
[画像位置調整]ボタン ※Windows版1.0.2.0から機能追加
 下記は調整パネルです。下のラウンドモード映像でどちらの映像を角度を調整するか選択、上図で表示される"プレビュー”画面に表示されるカメラのつなぎ目を見ながら、画像位置調整パネルの各ボタンを押し映像位置、角度を調整します。
2016-04-26 19_00_12-


[画像処理]画面
 シャープネスや明るさ、映像結合部分のなめらかさ(境界処理)などを指定できる。
2016-04-26 19_02_32-



「Blending」ステッチの重なる部分の処理は2種類から選択できる
※WIndows版1.0.2.0でこの機能を確認することができませんでした。機能削除されたのかも。V1.2.3.0で復活してました。
・滑らか ※デフォルト
 2015-12-23 22_32_54-PIXPRO 360 STITCH
・シャープ
2015-12-23 22_32_59-PIXPRO 360 STITCH

[出力]でファイルを出力
※出力を選択する前に○Front-Back または ○Up-Downをきちんと選択しておかないと、YouTubeで360動画をマウス操作するときに扱いにくくなります。
 ファイル名、出力する解像度の指定、どちらのカメラの音声を使用するか、YouTubeにアップする場合にはタイトルを入れて[OK]
 v1.3.4からfacebookへ直接アップロードできるようになりました。下記はfacebookを選択した画面。
2016-07-03 00_18_41-

出力は3840x1920,2880x1440,1920x960,1440x720,720x360から選択可能。※SP360の場合は3840x1920は選択できません。


以下のような画面が表示され出力するまで待って、[OK]ボタンを押します。
2016-02-03 11_28_06-

 変換にはかなり時間かかりますのでお待ちください。しばらくパソコンで処理が重い作業はしないようにしてください。
(私の環境では動画ファイルの時間の約10倍~20倍ぐらい?時間がかかりました)

その後、YouTubeへアップする設定した場合にはすぐ引き続きアップ処理に進みます。
2016-02-03 12_00_36-Upload to YouTube
※アップロードに失敗した場合には、普通の動画ファイルとして手動でYouTubeへアップロードしてください。

動画の結合 V1.2.3.0追加機能
 撮影時に4GB近いファイルは自動分割されますが、そのファイルを結合する機能が追加されました。
[ファイル]-[ファイル結合]を選ぶと以下の画面が表示されますので結合するファイルを追加、並び替えに注意して出力してください。
2016-04-26 19_08_48-ファイル結合


以上
初版 2015/12/23