2016/2/3にソフトウェアのバージョンアップで、従来のYouTube動画で最高画質1920×1080出力から3840×1920出力可能になりました。After Effectなどを使用しなくても高解像度出力が可能になりました。ので下記内容はあまり意味がなくなってしまったので参考程度としてください。


 今回はAfter Effectsでさらに高解像度の360度動画が作成できるか確認してみました。12月下旬に公開予定のダブルマウント用のソフトが公開されればこの手順は不要になるかもしれませんが・・・
(補足)12月23日に2台使用した際のステッチソフトが公開されました。そちらは3840×1920で出力可能ですので2台で全天球撮影された方は(全天球動画)カメラ2台用の標準ステッチソフトを使ってみる - SP360 4Kレビュー(7)をご覧ください。


 標準ソフトで360度動画に変換すると1920×1080(960)になりますが、ノーマルSP360のラウンド動画をAfter Effectsでも変換できることを知り、高画質化を狙って私も作ってみました。以下で比較してみてください。

(1)標準ソフト 1920×960の場合

(静止画一部)クリックで拡大表示します
標準ソフト1920

(2)After Effect 3840×1920の場合

(静止画一部)クリックで拡大表示します
AfterEffects3840
 YouTubeへアップする前の加工前ラウンドモードおよびAffter Effectで加工後のmp4ファイルは画質を映像で確認 - SP360 4Kレビュー(1)の最初の方にファイルのリンクを公開してますのでそちらからダウンロードして、お手元の環境でご確認ください。

必要なソフト
 ・Adobe After Effects
 ・Adobe Premiere Pro
 ※まずは購入しなくてもインストールして30日間は試用できますのでそれから考えましょ。
by カエレバ
by カエレバ
 下記動画はSP360を使った全手順が説明されているすばらしい動画で、Adobe製品をさわったことのないそして英語のわからない私でもすぐできましたよ
 Kevin Cruz:Full Adobe Workflow - For Editing 360 Video - Using After Effects, Photoshop & Premiere - Tutorial
   
 
 以下、私がSP360 4Kでやったときの手順です。上記動画を一度ごらんになったあとで、下記手順と一緒に最初から動画を一時停止して見ながらで作成してみてください。
※上記動画ではさらにすばらしい動画になるように画像編集(360度用にPhotoshopで変換)して貼り付けや音声の編集を含んでいますが、下記は最低限の手順+若干手順を追加しています。

手順
・After Effectsを起動し、ラウンドモードの映像(2880×2880)を読み込む
【0:19~】[ファイル]-[読み込み]-[ファイル]で撮影したmp4のファイルを読み込みます。次に画面左上のラウンドモード映像をドラッグしタイムライン上でドロップします。
BlogPaint

・【手順追加】映像をアップスケールで2880×2880を3840×3840へ拡大
 [エフェクト]-[ディストーション]-[アップスケール(ディテールを保持)]を選択し、スケールを133%に。
BlogPaint

【0:28~】[エフェクト]-[ディストーション]-[極座標]を選択し、補間を100%
BlogPaint

【0:52~】1:1の真四角になった映像を2:1にする
 [トランスフォーム]-[スケール]で縦方向を50%等にします。
<補足>SP360 4Kで上向き(または下向き)の場合は50%だとプチリトルプラネット(地平線が丸くなる)状態になったので45%あたりがおすすめです。
BlogPaint

【1:01~】映像のサイズを最初の2880×2880から3840×1920に変更
 [コンポジション]-[コンポジション設定]で幅を3840px、高さを1920pxに変更します。
BlogPaint

・【手順追加】高さの縮小率を50%よりさらに小さい45%などに変更した場合には映像のない空間ができますので映像を上に移動します。
 今回の映像の高さは3840pxを45%に縮小したので高さは1728px。1920pxの動画の上下に合計192pxの空き空間ができたはずなので、映像の中心位置を初期値960pxから上空の高さの空き分192÷2=96を引いた864に移動します。[トランスフォーム]-[位置]で960を864に変更します。※下向きの場合は1056px
BlogPaint

【1:13~】プロジェクトを保存
 あとでPremiereで呼び出すので[ファイル]-[保存]で適当な名前で保存します。

Premiere Proを起動し、適当な名前を指定してプロジェクトを開きます。
【1:21~】[ファイル]-[新規]-[シーケンス]を選択し、とりあえずデフォルトのまま[OK]
2015-12-21 12_08_18-新規シーケンス

・「メディアブラウザー」タブで先程After Effectsで保存したプロジェクトファイルを選択します。その右に表示された動画ファイル名をタイムラインにドラッグします。
BlogPaint

すると警告画面が表示されますので[シーケンス設定を変更]をクリックします。すると動画が表示されます。 
2015-12-21 12_16_05-クリップの不一致に関する警告

【1:21~3:02】Photoshopを使って映像の映っていない”ブラックホール"部分に貼り付ける画像を作成
【3:02~4:31】Premiere Proを使って360度動画にさきほどの画像貼り付け、表示位置の変更、音声の編集など。
 この2つの手順はここでは省略します。

・【手順追加】動画を水平反転させる
 After Effectで極座標変換すると左右反転した映像になっているの修正します。「エフェクト」タブから[ビデオエフェクト]-[トランスフォーム]-[水平反転]をドラッグし、タイムライン上の動画の上にドロップします。
BlogPaint


【3:34~3:54】動画の正面位置を変更する
 この作業は必須ではありませんが、私の動画はYouTubeにそそのままアップすると進行方向に対して真横(右90度)を向いた状態ですので、ここで初期状態を真正面にします。
  「エフェクト」タブから[ビデオエフェクト]-[ディストーション]-[オフセット]をドラッグし、タイムライン上の動画の上にドロップします。次に、「中央をシフト」の値を変更します。画面の中央が最初に表示されるようです。私の場合はデフォルト初期値1920で右90度。3840で1周しますので、今回は0で左90度、960(3880×0.25)で真正面、2910(3880×0.75)で真後ろとなりました。
BlogPaint

・【手順追加】出力する動画の開始位置(イン)、終了位置(アウト)を決める
 今回の動画の前後に不要な映像がある場合にはタイムライン上で再生開始位置で右クリックし"インをマーク”、終了位置で右クリックして"アウトをマーク"します。詳細な編集方法は省略。
prproj _

・映像の出力
 動画編集は終わりましたのでファイルを新しいmp4ファイルとして出力します。[ファイル]-[書き出し]-[メディア]を選択 ※このときメディアがグレーの場合には右上の動画などを一旦クリックしてください。
BlogPaint
下記の設定、数値は参考ですので編集がなれている方はご自分が適していると思う値に変更してみてください。
・出力名
:新しく作成する動画ファイル名を指定してください。
・「最大深度に合わせてレンダリング」にチェック
・ビットレートエンコーディングを固定のCBRに変更
・ターゲットビットレコードは今回は3840×1920なので45Mbps
 (補足)YouTubeヘルプ:アップロードする動画の推奨エンコード設定(詳細)
 [書き出し]ボタンで出力が開始されます。

 ちなみに、私のノートブックで25秒動画の出力に約56分かかりました
 デスクトップパソコンでグラフィックボードを積んだやつなら早いかも・・・。

・最後に、出力された動画をYouTube360度動画にするためにメタデータを追加しアップロード
 方法は360度動画に発生するブラックホールを封じ込める?! - SP360 4Kレビュー(4)の「3.再度、YouTube360度対応メタデータを追加する」をご覧ください。

以上 
by カエレバ
by カエレバ
※SP360で使用可能なメモリは32GBまでですのでご注意ください。SP 360 4Kは128GBまでサポート。
by カエレバ