今回は、SOLOSHOT2の機能の1つであるタイムラプス撮影機能(事前に動作を設定する)をソニーのアクションカムHDR-AS200Vで試してみました。一眼レフとかないので
 SOLOSHOT2の本来の追尾機能は「ロボットカメラマンSOLOSHOT2を使ってみる - SOLOSHOT2レビュー(1)」をご覧ください
設置状況

SOLOSHOT社の参考動画(無音)
 

私もアクションカムHDR-AS200Vを使って撮影してみました(無音)。

アクションカムHDR-AS200Vの設定は、30秒毎に撮影、広角120度に設定、その他はデフォルトのまま。動画の最後の方はカメラの動きが止まっていますが開始から2時間たってBASEの動作が完了しているためで、私がカメラを止めるまでカメラ自体の機能で撮影し続けています。今回、撮影した映像をPowerDiretorを使って動画にしましたがムービーメーカーでも可能です。

この撮影でのSOLOSHOT2のBASE制御のファイル「time.txt」は以下の2行のみで非常にシンプルです。
$-48.00,0.00,3600,30,0
$-48.00,48.00,3600,30,0
time.txt概要
1行目:最初の撮影1時間(3600秒)はパン右方向48度/時、チルトはしない(0度/時)、30秒間隔で動きシャッタースピードは考慮しない(0秒)
2行目:次の撮影1時間(3600秒)はパン右方向48度/時、チルトは上方向(48度/時)、30秒間隔で動きシャッタースピードは考慮しない(0秒)
 記述の詳細は下記に記載しています。


特徴
・パン、チルトの速度を数値で自由に決めて(動く角度とその動作にかかる時間を)設定できる
 ただし、その動作はパソコンなどでテキストファイルを編集し、事前に動作を決めておく必要がある。リモコンでリアルタイムに操作するような機能はない。
 パン360度、チルトは約150度(前方60度、後方90度)で斜め下から真上まで撮影できます。
・最大8時間まで(のはず。BASEのバッテリー稼働時間)。USB給電してずっと撮影できるのか時間があれば試してみます。
カメラコントローラとDSLR対応したカメラおよびケーブルがあれば、撮影間隔をSOLOSHOT側で変えられます。シャッタースピードで指定した時間は停止するので映像にブレが発生しにくい。ズームは制御不可。
SOLOSHOT社:SOLOSHOT2 BASE&TAG商品説明

SOLOSHOT2のBASE設定詳細はこちら
http://www.soloshot.com/dslr-motion-timelapse/
その設定から撮影までの説明動画はこちら


以下、簡略版です。

1.タイムラプス撮影に必要なもの
(1)SOLOSHOT2 BASE
(2)カメラ
(3)SOLOSHOT2用カメラコントローラー ※カメラ自体にタイムラプス機能があれば必須ではない

(補足)カメラコントローラと対応カメラがあれば長時間露光でもきれいに撮影可能?
 タイムラプス機能のあるカメラであればSOLOSHOT2「カメラコントローラ」は必須ではありませんが、SOLOSHOT2「カメラコントローラ」側でDSLR撮影に対応したカメラであれば、あとはケーブルとカメラコントローラがあれば、カメラが撮影している間(シャッタースピード)は動きませんので夜間などシャッタースピードを長めにとる場合には効果があるていどあるはず。(未検証)


2.撮影前準備
・BASEが最新のファームウェアであること
・BASEの動作を決めるtime.txtファイルの準備
 直接テキストファイルをいじってもいいですが、time.txtを作成できる専用のWebサイトがありますのでこちらで説明します。
 http://www.soloshot.com/motion_timelapse_calculator/

タイムラプス作成画面
上記は起動直後からA、B、Cのボタンを押した状態ですのですでに3行表示されています。
パン、チルトの速度を項目(行)を追加することで連続して速度を変えて撮影することもできます。

各項目の説明
タイムラプス作成画面2
(1)追跡対象:カスタム(Custom)/星(Star/Planet)/月(Moon)
 通常はCustomを選択。  ※「星」または「月」選択時にパン、チルト速度設定は不要(不可)
(2)完成動画のパン速度(度/分):  ※30fpsを想定した動画再生時のパン速度
(3)完成動画のチルト速度(度/分):  ※30fpsを想定した動画再生時のパン速度
(4)撮影時間:BASEが実際に動作する時間  
(5)インターバル(撮影間隔:秒): 
(6)シャッタースピード(秒)
 ※カメラ自体に設定した露光時間より少し長めに設定します。
 ※カメラ自体のタイムラプス撮影機能を使用する場合には値を0にします。これはカメラ自体を制御しているわけではなく、BASEが動いているときに撮影されないようにBASEが動かないように保持する時間。
(7)完成動画の長さ:30fps時に想定される動画の長さとフレーム数を表示します。
(8)撮影時のパン速度(度/時間):BASEの実際のパン速度を表示します。
(9)撮影時のチルト速度(度/時間):BASEの実際のチルト速度を表示します。

 上記はブラウザですぐ表示されますので一度操作をお試しください。スライダーで値を入れることもできますが数値の範囲が狭いので超えて指定したい場合には直接数値を入力してください。

設定がおわしましたら[Save time.txt]ボタンを押してUSBメモリに保存してください。

 ちょっと面白いのは、最初から夜空の星、月動きに同期する「Star/Planet」と「Moon」追尾用の設定がありますのでいちいち計算する必要がないようです。でも、見る方角によってパンチルト角が違いますし、どうなるんだろ・・・時間ができたら試してみます。

■補足:time.txtについて

上記のWebサイトで作成されるこのテキストファイルですが、もちろん直接編集してもいいですし、こちらの方がむしろわかりやすかもしれません
1行で指定する項目は5つです。
記述例:$-48.00,48.00,3600,30,0
$パン速度,チルト速度,撮影時間,インターバル時間,シャッタースピード

(1)パン速度(角度/時):1時間単位でパンする角度です。プラスは左方向、マイナス値は右方向です。
(2)チルト速度(角度/時):1時間単位でチルトする角度です。プラスは上方向、マイナス値は下方向です。
(3)BASEの動作時間(秒):上記パン・チルト速度で動作する時間
(4)インターバル時間(秒):撮影間隔を指定します。カメラ側のタイムラプス機能を使用する場合は同じ値になるようにしてください。
(5)シャッタースピード時間(秒):カメラコントローラを使用する場合に検討します。BASEの動きが停止する時間。カメラが動いている最中に動かないようにしますのでカメラに設定した値より少し長めに設定します。アクションカメラ等カメラ本体のタイムラプス、インターバル撮影機能を使用する場合にはここは0にします。

複数行が書けますので撮影しながらパン・チルトの速度を変化させることができます。

それから、設定する速度はBASEのタイムラプス動作開始位置(向き)から移動する速度を指定します(2行目がある場合には1行目が終わった位置からの移動速度)。なので、同じ設定で三脚も動かしていないとして、毎日同じ場所で撮影したとしても開始位置(向き)とカメラのズーム位置などをきっちり手動で合わせられなければ同じような映像にはなりません。撮影後に最初の位置にもどるような機能はありません(あったらいいなと思った)。


3.撮影
(1)三脚と接続したBASEの電源を入れ、time.txtの入ったUSBメモリを入れます。
 約3秒で水平設定モードに変わります。USBメモリは外します。
 カメラコントローラを使用する場合はBASEに装着し専用ケーブルを接続します。
 ※電源を切ると通常のTAG追尾の設定前状態になりますので、再度USBメモリを刺す必要があります。
(2)BASEが水平になるようBASEのLEDを見ながら三脚を整えます。
 水平になるとLED1~6すべてが緑色に点滅します。
(3)カメラの撮影開始時の向きをBASEの矢印ボタンを押して調整、カメラもズーム位置などを調整します。
 水平かどうか再確認します。
(4)BASEの+ボタンを押すとBASEはタイムラプス動作を開始します。
 このときカメラコントローラーを使用しない場合にはカメラ側のタイムラプス撮影を手動で開始してください。
(5)BASEの動作が完了するとLED6が点灯します。
 再度撮影する場合にはBASE電源を消してから、再度USBメモリを入れるところから行ってください。


4.その他電動雲台のご紹介
 YouTubeで電動雲台を検索するとタイムラプス用でないものもありますが、いろんなのがありましたので残しておきます。
1.【apexteshi】:リモート電動雲台 bescor MP-101 セッティング方法(レンタル)

2.【株式会社INBYTE】:【BLACKBOLT BA20】 製品の概要
 

3.【OONO Teruaki】:AstroとiPhoneアプリ使い方、日本語訳マニュアル
 

4.【Matt Johnson】:Konova Smart Head Review


5.補足:BASEのファームウェアアップデートについて(2015/6/15追記)
 <<この作業は2015/6/15現在行わないでください。正常に動作しない不具合を確認しました>>
 <2015/6/16追記 SOLOSHOT社より回答あり。現在タイムラプスの仕様変更が行われているようであと2,3日でその説明が公開されるような感じです。それまでは旧ファームウェアでタイムラプスをご利用ください。 ここまで>

 タイムラプスが動作せず、対応したファームウェアにするためにBASEのファームウェアアップデートをしようとした方がいて、ファームウェアアップデートの最後にLEDすべてが赤点滅になり正常に完了しない、time.txtを読み込ませるとLED6が赤点等となったそうです。そこで、私もアップデートを再確認してみました。

私もダメになりました・・・
2015/6/15現在 SOLOSHOT社のサイトをたどると
(1)http://www.soloshot.com/help/soloshot2-base-tag-firmware-update/
SS2_BaseTag_052015.zip

(2)http://shop.soloshot.com/pages/firmware-supplement-base-tag
Base-And-Tag-Only-Firmware-3.0.0.zip

でそれぞれ違うZipファイルをダウンロードできますが、ファイルの中身は同じでした。このファームウェアでアップデートすると一見正常に見えたのですが、LED4が通常緑点灯(TAGがシングルの場合は緑、マルチの場合には赤色でどちらかしかないはず)なのですが、LED4は消灯。そしてtime.txtをUSBメモリから読み込ませるとLED6が赤点灯で動作しませんでした。
TAG追尾は動くのだろうか・・・何か仕様変更でもあったのだろうか・・・

とりあえず、旧バージョンはこちら
http://www.soloshot.com/wp-content/uploads/2014/10/SS2_BaseTag_122314.zip
私の環境で旧バージョンに戻した際にLED4が赤色(マルチタグモード)になっていて緑色(シングルモード)にしました。BASEの設定を再度ご確認ください。


6.感想
 パン・チルト速度は通常のTAG追尾と同じように速くできますので(パン最大毎秒80度)動画撮影でも使えそうです。SOLOSHOT2は本来の機能であるTAG追跡でも使えますしね
 一眼レフカメラを持っている人は夜景とかもきれいにとれるでしょうから楽しいでしょうねぇ。これで、SOLOSHOT2を使った撮影の幅が広がりますね

以上