2014/12/29追記:図面のリンクを追加。SP360下向け動画をご紹介(撮影者の自由度が高くなります)


SP360を手に入れて、さまざまな撮影方法を試してみるとカメラに愛着が湧いてきませんか
そう、これはあなたへの企画です
<お正月でご自宅にいる暇なあなた、小学生時代を思い出して工作してみましょう>

ってそんな大げさなものじゃありません。単に、カメラ本体にカッティングシートを貼るだけです。手元にカッティングシートなど道具があれば完成に約2、3時間程度というところでしょうか。

完成形
最初
 カドの部分をうまくきれいに処理する方法がわからないのであきらめてるのでKodakカラーが見えちゃってます。マジックで塗るという最終手段もあります
 「っていうかそのシートの選択が間違っているんじゃないか」というコメントはお控えください

重要:このシートを貼ることによる不具合、故障については自己責任でお願いします
 このシートで放熱を若干妨げることになるので本体の温度が上がり、バッテリーや本体の寿命に影響があったり、高温のために撮影途中に止まってしまうまもしれません。外での撮影なら今の時期なら大丈夫だと思うんですけど・・・。下手するとメーカー補償もなくなるかもしれませんので以降の工作は自己責任でお願いします


 この工作のきっかけは外で撮影をするときに、Kodakカラーのボディが目立ってしまうんじゃないかという恐怖心(別に隠し撮りするわけではないのですが・・・)から思いついたんですが、ペンキを塗るかスプレーで吹き付けちゃえばいいんじゃないかと思ったんですが、なんかもったいないような気がしてそれはやめてたんですよね。さすがに。で、シート貼ればいいんじゃないかと。でも、それってめんどくさそうだなぁ~って思ったんですが図面みたいなの作っちゃいました


1.工作に必要なもの
工程0道具
■必須道具
(1)カッティングシート: あなたのセンス、お好みで選びましょう
(2)のり: カッティングシートに図面をはりつけるのに使います
(3)パソコンとプリンタ: PDFを印刷するのに必要
(4)カッターと鉄製定規など
 力をいれて直線に1回で切れるように鉄製の定規など、カッターで切れにくいまっすぐなものをご用意ください。また、力をいれすぎてカッターの刃で机などを傷つけないよう不要な雑誌などを下にひいてください。

■オプション道具(あるといいもの)

(5)六角レンチ(1.5mm): 操作パネルを取る際に使います。100円ショップ(ダイソー)で売ってました。
(6)ポンチ(6mm,12mm): 小さな丸い部分綺麗に作成できます。でも、普通は手元にない道具ですよね。今回は三脚穴とマイク穴部分で使いましたが、なくてもどうにかなると思います。マイク部分は黒いので丸くなくてもハサミで大丈夫そうです。三脚穴部分は・・・ふさいじゃいましょうか。ってまぁ、三脚穴は大きめの丸ですのでカッターでもそれなりに大丈夫かも。

2.作成手順
手順1.図面のカット位置確認と調整
 パソコンからPDFをダウンロードし、まずは普通紙に印刷しカッターで点線部分に切り込みをいれて
自分のSP360にあわせてテープ等で止めて位置を確認、必要に応じてカット位置変更を頭のなかに記憶するかその紙に記入してください。
■カット図面 SP360図面.pdf(下の図面が見えない方は左のリンクからダウンロードしてください)

※図面はシートの裏側から切ることを想定して反転しています。

 あとでわかりますが、この図面ではシートを重ねて止めている部分もありますのでシート同士で重ねられないような素材の場合はうまくキリトリセンを引き直してください
 また、PDFを印刷するといは印刷時のオプションで「ページサイズ処理」に「実際のサイズ」とあるのでそちらを選択したほうが縮小や拡大がされず正しい大きさになる(はずです)。
pdf - Adobe Reader
 できれば6角レンチで操作パネル部分をはずした方が綺麗に処理できます。レンチがない方は操作パネル部分の切り込み位置を調整して綺麗にあう位置を見つけだしてください。図面はそこまで正確に作られていないと思いますので。なんせWordに画像はっつけて線引いただけの図面ですので・・・。

■普通紙に印刷したまま、カッターでカットして位置確認&調整
レンズカバーを一旦はずして紙をいれてからカバーを閉じています。また、六角レンチで操作パネルのプラスチックをはずしています。
工程1普通紙
 特に気をつけて確認、調整して欲しいのが、
(1)操作パネル部分:操作パネル部分のネジ部分にふれていないか確認します。防水性能が低下しますので透明の部分の縁部分より内側にはいらないようにしてください。操作パネル(黒プラスチック)の裏をあわせて確認していただき楕円状の縁より内側にシートが入り込まないように十分ご注意ください。
(2)ケーブル接続部分のフタ:切り込み位置がずれていないか確認します。

貼り付けの要領を得た方は実際にカッティングシートを購入して後戻りできない状態になりましょう


手順2.カッティングシートの購入
 うまくいきそうだと判断できた方は、自分のカメラにはどんな シートがいいかネット通販、街中の大きな文房具からカッティングシートを見つけてきます。自分が好きなデザイン、色を探すのが一番時間がかかりますが楽しい時間でもあります。手触りや光沢など確認しましょう。
 ちなみに私が今回使用したのはAmazonで560円で売ってた「カーボンシート」です。最近、ダイソーのカー用品コーナーでも同じようなの見かけました(2015/3/20追記)


手順3.カッティングシートの切り取りと貼り付け
 今度は印刷した用紙をカッティングシートの裏側にのりで貼り付けます。乾く前にカッターで切るとふやけた紙がやぶけちゃいますので、できるだけ乾いてから切るようにしてください。その後、手順1で確認したカット位置修正を書き込むなどしてください。
工程2貼り付け

切り取ったあと。カッターのコツは最初に押し込んでから引いて切ると端っこがきれいに切れるようになります。
工程3カット

さて、ここから貼り付けますがその前にカメラ側の接着面を綺麗に拭き掃除して、接着されるようにしましょう。
慎重に穴の位置などを確認しながら貼り付けると以下のようになります。
工程4貼り付け
ちょっと、穴の位置がずれてますでも、私は気にしません

最後にケーブル差し込み部分の蓋にシートを貼って、パネルのネジを締めて完成
工程5完成1
ネジゆるみまくり。きちんとネジ締めてくださいね。
工程5完成2
 カドの部分、三脚穴あたりがどうしてもKodakカラーが残りますので気になる方はシートと同じ色のマジックで塗ってもいいかも・・・。一時的でいいのならのり塗ってかわかしてからその上からマジック・・・すぐ剥がれすぎるかもしれませんが・・・。

手順4.気に入らなければ剥がしてください
 とりあえず問題なさそうだと判断された方は、すぐにもう1,2枚カット終わるところまで作っておくことを強くおすすめします。二度と作成する気にならない前に。カットがめんどくさいですもんねぇ・・・。

世の中にはカッティングプロッタってのもあるんですが、大量生産するわけでもなくそこまでは・・・。でも・・・販売するならみなさん1枚送料込500円でどうですか?!! 嘘です
カッティングプロッタがどんなもんか動画がありましたので紹介します。Amazonで約2万少しで売っているローランド STIKA SV-8の紹介で、2分あたりから電源を入れています。すごく楽しそうです。

そういえばローランドといえばX-Yプロッタプリンタを売ってたような遠い記憶が・・・図面に惹かれた記憶が・・・がんばってますね。

追記:動画紹介
 価格.comのレビューで紹介されてましたが。SP360だけにしかとれない撮影方法です。ちょっとした空撮のような映像です。あなたはカメラを下向きにして一脚を肩掛けカバンのどこかに挿して、大名行列のなにか?を持ってる気分になって堂々と撮影してください。
 この撮影方法の利点は「何も考えずに持ってればいい」です。Roundモードなのでカメラの向きなんか考えずに持ってればいいだけなので、撮影している自分は祭りとか普通に楽しめます(できるだけ垂直にする必要はありますが)。ただ、カメラの事忘れちゃって看板などにぶつけちゃう危険性があります。高さ調整だけはご注意ください。この動画では垂直以外に水平に持って撮影されているようです。
TwingoPurpleFrog2:Kodak PIXPRO SP360 立里荒神社(Tateri Koujinsha)
 
TwingoPurpleFrog2:Kodak PIXPRO SP360 伏見稲荷大社(Fushimi Inari-Taisha)

価格.com:『今迄にない方向性のアクションカム』 紫の雨蛙さん のレビューより。
 どうですか?SP360を持ちだして祭りとか撮影したくなりません?この撮影方法でもカメラ目立たなくなりましたよ。って棒持ってるだけで目立っちゃいますけど。ま、一脚なら小さくたたんで運べますしね。バイクなどで両手が塞がるような撮影ではヘルメットなどに固定する必要がありますが、歩き撮影にはこれが楽しそうです。

 あと、一脚を持ち続けるのは肩がつかれて他に集中できないので、肩掛けカバンなどのどこかにひっかるのがすぐできる対策ですが、ズボンポケットなどに挿すと、いざというとき抜けなくてやぶけちゃったりケガの元になりますので、ホルダーか何かそれに代わりになるものをご検討ください。
 一脚などはヨドバシカメラのような大きな量販店にいって実際に重さや特に長さもわかって実感できますので、店頭で検討されることをおすすめします。


最後に
 楽しいのはカッティングシートを探すところまでです。あとは・・・まぁ、キズ防止になりますしね。
 刃物を扱いますのでケガや誤って机にキズをつけないよう周りや、工作環境を十分対策を行なってください。ケガだけは十分に注意してくださいね。

それでは皆様、SP360を持ち出してよいお正月をお過ごしください
※レンズがすぐ手に触れやすいので、外出時は防護カバー(黒のゴムのやつ)をして、指紋などがついたらすぐ拭けるように準備してお出かけしましょう